楽しく読んでも良し!経済本としても読んでも良し! 楽しみながら経済を学習できる!「チャンス 成功者がくれた運命の鍵」 【本要約レビューvol.1】
突然ですが。
「あなたは人生で成功したいですか?それともお金で成功したいですか?」
という言葉から始まります。
金槌で頭を打たれたような衝撃が走った本作です。
グラントリノという映画を知っている方はいますか?
グラントリノとは、クリントイーストウッド最後の主演として撮られた映画です。
この映画、地味だったのですが、超超名作です。
最後は、人間ドラマとして非常に熱いものを感じました。
そんなあなたには、上記の映画を見終わったように、元気を出せる書物がありますww
今回は、経済小説本として有名な犬飼ターボ著作
「チャンス 成功者がくれた運命の鍵」
の、レビューを書こうかと思います。
ぶっちゃけ、おづき的には両方で成功したいです!!
人生もお金も、全部成功したい!!
皆もそうじゃありませんか?
違う?
そう、、、、、勿体ない。
欲張ったもん勝ちですよね、世の中。
で、この本は起業家本としてもよくできていましたが、ストーリーが、とにもかくにも面白かった。
主人公は冴えない中古ディーラーの起業家。
一応、社長とは言っているものの、売り上げは何とかギリギリで食えているカーディーラー。
まあ何とか食えてはいってる、主人公です。
年齢は30歳前半だっけかな?
主人公は、営業を終えたのち、ホテルにピカピカのランボルギーニが置いてあった。
主人公は、腐ってでもカーディーラー。
ランボルギーニの周辺をぐるぐるまわりながら、羨ましそうに見つめているところ、とある男性に声を掛けられる、、、、、。
という、非常に物語の掴みが良い構成をしています。
主人公はこの男性に関わることで、色々なことを苦戦しつつも学んでいくわけなんですが、、、、。
この男性が非常に厚みのある人として描かれていて、妙なリアリティがある。
その男性の言葉は、主人公と同じように、私も心を動かされました。
主人公は苦節も味わうことになるのだが、それでもこの男性は
「大丈夫、順調だ」
という言葉を主人公に投げかけます。
もうね、普通のセリフなんですが、
この本の中で一番の名セリフだと言っても過言ではないっす。
ネタバレになるので、多くは語れませんが、
主人公には一歩進むごとに、色々な壁が立ちはだかるわけですが、、、、、、
それでもこの男性は言います。
「大丈夫、順調だ」
後半になるにつれて、主人公はカーディーラーという職業から離れてしまうわけなんですが、会社員では教えてくれない人事の方法や、主人公に様々なテスト(課題)を行っていくわけです。
その中でも印象的だったのが、主人公がその起業家と知り合って初期の時に、妙な課題を出されます。
儲かってそう、人生の成功してそうな人物に3人ほどインタビューしてきてごらん?
そう言われた主人公は、ふとお金持ちそうな家にインターホンを鳴らすわけです。
会社員にはない、彼の能力は、言われたことを素直にすぐに行動したことです。
彼は何とか課題をクリアーすると、次は「今度はホームレスにインタビューしてきてごらん?」
主人公は疑いつつも、何とかホームレスにインタビューをします。
そのホームレスは、元社長だっらしく、その時の主人公の感想は、忘れられません。
「時代が悪い、そういう周りのせいにする人でした」
成功できない人への特徴というそのものです。
原因自分論という、どんな状況になっても自分自身が「原因」と考えて、対策を打っていくという考え方を持っていないと、そのような起業家はあっという間にノックアウトというわけです。
この考え方は、とても重要で、会社員の方や公務員だろうがすべての職業に使える考え方なので、おススメです。
例えば、仕事がうまくいかない。
「全ては私の責任だ。だからこそ、、、。」
悩んで終わりではなく、悩んでからどうすべきかという考え方。
人生の応用でも活躍します!!
昔の若い頃のおづきは、考え方が浅はかだったのかもしれません。
就職できなかったのは、世の中のせいにしていた考え方を持っていたかもしれません。
今の世代の方々もコロナにより、就職の道が閉ざされているかもしれません。
世の中のせいにしたら、一時的に心が晴れるかもしれません。
世の中のせいにしたって、世の中が変わるわけがありません。
世の中を変えるよりも、あなた自身が柔軟に変わることができれば、どんな世の中になっても乗り切れます。
この言葉を色々と置き換えてみると、、、、例えば、日本にしてみましょうか?
大丈夫、日本はまだまだ順調です。
今、あなたが仕事や人間関係でうまくいっていなかったとします。
大丈夫、順調だ。
不思議と落ち着く気がしませんか?
この言葉は、魔法の言葉だと、おづきは思っております。
全部、一気読みしたあとなんですが、この起業家、実はモデルがいないのだそう。
作者が言うには、色々な人々から良いところを引っ張って来たそう。
でも、ある意味正解なんですよね。
アイデアは単体では意味内容に。
小説や漫画、アニメ、映画などではほとんどやってきていることですし。
そういう風に、物語もまた組みあがっているわけなのです。
ネタに困ったら、合わせ技という言葉があるくらいです。(大嘘)
お話に戻りましょうか。
主人公は、とある職業に転職となるわけなのですが、
今の仕事に対して真摯に向き合いつつも、ひたすら貧乏生活しながら頑張るのですが、
ふとあることに気づきます。
以前の本職であった、中古カーディーラーとは、
売買するばかりではなく、車のメンテナンスの相談もきたりするそうで、、、。
以前行ってた商売に段々と話が繋がってきます。
主人公には様々な壁が立ちはだかるわけですが、起業家の人と、話していくうちに段々と仲良くなりつつも、考え方も似てくるようになります。
これを、「ミラーニューロン」というもので、傍にいる人と行動、考え方、仕草が真似されていくという、立派な化学です。
やがて、主人公は、成功を収めるわけなのですが、ネタバレは嫌なので、本書を手に取って、ハラハラしながら経済学を楽しんでほしいところです。
本当に、とっても良い本でしたので、娯楽小説として読んでもよし、経済学として読んでも良しの、二刀流な作品です!!
とにかく、読んだらツイッターでも何でも良いので、おづきへ感想などよろしくね!!
では、また!!
グラッチェディオス!!